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第一ステージの演奏開始は、ほぼ7時45分。
管理人さんの楽器はやはりアイバニーズ・ベンソンモデルで、
ギターストラップ(肩紐)は黒地に白の8分音符をあしらったもの。
確かスティービー・レイ・ヴォーンもこんなやつをしていたと思ったけど、
管理人さんの黒ずくめのファッションに意外にマッチしてとてもシック。
ジャズ・ギター勉強中のエンペラは、固唾をのんで管理人さんのプレイに注目。
(私は管理人さんのライブ、初体験でした)
驚いたことに管理人さんは演奏中、ほとんどギターの指板を見ないで弾いている!
軽く目をつぶり、いま繰り広げられている音楽の世界に自ら身を任せている風情。
おそらく頭の中には我々シロウトが考える、「どう弾こうか」なんてことは
微塵もなく、「さて、今夜はこれからどんな楽しいおしゃべり(音楽)になるのかな?」
という感覚なんでしょう。
ところで演奏中、管理人さんが首を傾げるような仕草を何度かしていました。
普通、演奏者がこういうことをするのは、
「どうも今日はアンプの調子が悪いな〜。音が気にいらねぇや」
「うっ、ミスった!こう弾くんじゃないんだよ‥」
といったことと相場が決まっているものなんです。
ですが、どう考えても聴いていて演奏はそんなことにはなっていない。
もしかしたら、「お〜し、いまの音は決まったぜ!」
というときの管理人さん独特の癖?
『1部』
1. Momo's Blues
CDと同じ曲?と思うくらい雰囲気が変わった演奏。リー・リトナーあたりを
思わせるスタジオ版とくらべてぐっとジャジィになっています。
Momoちゃんも大人になった?
2. Stella By Starlight
大好きな曲。その曲で思う存分ギターを歌わせてくれています!
それなのにご本人の「今の曲、なんだっけ?」はないんじゃないでしょうか?
ここでメンバー紹介。
ドラムスの市原さんは管理人さんの言う、「若い桑田佳祐」ではなく、
どう見てもバカルディの大竹でした。
3. Wave
かなりブルージーなWave。 とても好みです。
4. Old Folks
ベース加瀬さんのソロを堪能しつくしたところで管理人さんの鋭いソロが
飛び込んできます! あ〜、気持ちイイ!
5. Tenderly
「前半ステージが終わったら帰らなくちゃいけないご婦人のために‥」
6. Oleo
こんな速いパッセージを指弾きで! もう2度とピックは使わない
つもりなんですか?
『2部』
1. All The Things You Are
いきなり私のリクエストした曲で始まって感激!
難しいコード進行にもかかわらず、とても自然なフレーズのつながり。
へたするとアバンギャルドになりがちな曲がとても優しく、しかも
スリリングに響きます。ベース、ドラムも後半爆発。
2. Autumn Leaves
うわっ、好みの曲2連発。管理人さんはこの曲ではシングルトーン主体で
弾きまくっています。 テープ遅回しして完コピしちゃおうかな。
(できるわきゃないって‥)
3. The Girl From Ipanema
VAS(銀座Vオールスターズ)のDatch が大喜びして、「Yeah!」と
騒ぎだしました。彼はこの時点で音楽と酒ですっかり酔っぱらって
イってしまっています。でも、私は普段演奏中の彼の嬌声が好きで、
「かけ声名人」と呼んでいます。
4. D-Natural Blues
ウェスの名曲。あらためて管理人さんの演奏で聴くと、なるほどブルース
だったんだなと思い知ります。 ウェスのよりアーシーなブルースになっています。
燃えますなー。
5. When You Wish Upon A Star
この曲あたりで気が付いたんですが、ギターのトーンが前半に比べて、
若干固くなったように感じました。 音量を絞ったせいでしょうか?
私はこちらの音の方が好みです。 音の解像度がぐっと上がって、隅々まで
繊細に見渡せる音とでも言いましょうか。
6. When A Man Loves A Woman
「かけ声名人」が歌い出して、まわりに殴られそうになってました。
7. On Green Dolphin Street
案の定、ドラムの市原さんが大活躍の曲。市原さん上手いひとだな〜。
ソロのところでサド・メル・オーケストラのメル・ルイスのドラムを
思い出しました。すっごくカラフル。
8. Fly Me To The Moon
「マスターのリクエスト? 我が儘な人だな〜」
「なに? ベースから始まって、次がドラムで? 生意気なことを。
そんなことはリーダーの俺が決めるんだよ!」
と言いながらも、ちゃんとやってくれる優しい管理人さん。
管理人さんもこんな我が儘や生意気はきらいじゃないみたい。
9. Over The Rainbow
アンコールに応えて管理人さんのソロ・ギター。
ここでも音量を抑えて、エレキと生ギターの中間くらいのトーンで
素晴らしい。 指弾きのため、けっして音が固くなりすぎずに極上のサウンド。
アンコール曲が終わってこの時点でちょうど11時。
以上15曲を一気に聴かせ、飽きさせない。 素晴らしいライブでした。
「飽きさせない」とはひどい表現だと思うでしょうが、結構大変なことなんですよ。
私はギターが好きで、自分でもギター弾きますし、だからどんな演奏でも
ギターがフューチャーされていればそこそこ楽しめるということがあるんですが、
そんな私でもずっと聴き続けるのがつらい演奏も多いんです。
テーマ部分はいいんだけど、アドリブになると曲が変わってもすぐ同じパターンに
なっちゃうとかね。(自分のことだ!)
その点、管理人さんのトリオはそれぞれの曲のコード、曲調を活かしきって
色彩感が素晴らしい。 ためになったなぁ!
(本当はオクターブ奏法、コード奏法が凄すぎてとても真似できる次元じゃない。
あまり自分の練習の参考にはなりません。ぐすん。)
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