Mr,エンペラのライヴレポート

 


ギター・デュオ at 横須賀YTY 2002年12月12日(木)
Gt:萩谷 清 Gt:杉本篤彦
噂に聞いて、前々から気にかかっていた横須賀Younger Than Yesterday に
初めて行ってまいりました。
元映画館を改装したレストラン・バーということで、ステージの後ろには
まだスクリーンがかかっており、リハとか1セット目と2セット目の中休み
のときに映画(「ベニー・グッドマン物語」をやっていました)とか、
ライブビデオとかを上映しているんですよ!
他の日のライブプログラムもチェックしてきたんですが、
Dr.K Project(徳武弘文)のカントリー・ギターの夕べとか、
元憂歌団の木村充揮のライブなどが目玉になっているようで、あまりジャズは
やっていないところのようでしたね。
それでも、壁に貼ってあったレコードジャケットはジャズのものが多かったかな?
入り口のドアはもろ映画館で、たくさんあるドアのどこから入ろうか
迷ってしまいました。
■第1セット
1. On Green Dolphin Street
  前日、ML2でRYOさんがリクエストしていた曲が初っ端に!
  管理人さんとすぎもちさんは、可能な曲なら何でも演奏していただけるので、
  皆さんも、聴きに行かれるときはリクエスト候補曲を持って行くと楽しいですよ!
  私なんて過去、なんと「朝日の当たる家」ベンチャーズバージョンを弾いていただいた
  ことがありましたっけ。
2. Beautiful Love
  最近、二人がかならずといっていいほどやってくれるお馴染みのナンバー。
  テーマを管理人さん、そしてアドリブソロ交換、4バース交換と続けるデュオのパターンが
  すっかり確立されてきましたね。
3. Sunny
  この曲も二人の定番。いつもは管理人さんの超絶テーマから始まるんですが、この日は珍しく
  杉本さんが先攻。管理人さんはこの前まで、作曲の締め切り仕事を抱えて、思うようにギターの
  練習ができないとこぼされていましたが、そのことと受け持ち交替は関係があるんでしょうか?
  管理人さんほどのプロでも日々の練習は欠かせないものなのか? それなら私はどうなる?
  ・・・だから、どうにもならないのか。
  しかし、もちろんこの日の管理人さんが不調ということではぜんぜんなかったのですが。
  ただ、たしかに杉本さんはかなり快調だったようですね。
  演奏終了後ご挨拶した若奥様が見えていたから、特別張り切っていたのか?
4. Autumn Leaves
  この曲を二人がやるときは、毎回アレンジを変え、いろんな演奏のやり方で
  楽しませてくれます。あるときはフリーテンポのバラードだったり、テンポを
  速くしてみたり、ときにはバースから始めてみたり・・・。
  この日はまずフリーテンポから始まり、ついでインテンポになり、壮絶なソロバトル
  を聴かせるという、フルバージョンでした。でも、バースはありませんでしたが。
  (私、じつはこの曲のバースは味噌汁臭くてキライ・・。なくて正解でした)
  管理人さんのソロにつづき、杉本さんのソロとなり、彼お得意の、フレット上の左指を
  激しくスライドアップ・ダウンさせ、「フョフョフョフョフョフョ・・・」と駆け上がる
  フレーズを繰り出したとき、ノっていたのか、いつもより沢山やってみました、という感じ
  だったんですが、管理人さんはバッキングをしながら、「おおーっ、やるじゃないか!」と
  いう顔をしていた。
  杉本さんいいな〜、管理人さんに誉めてもらって。 ちょっと嫉妬・・。
5. Johnny Guitar 〜 Danny Boy
  お客のなかにジャーナリストで某道路民営化委員会のO宅A子さんが見えていて、彼女が
  リクエストした曲。 ギターだからといってこの曲をリクエストするというのは、
  かなり定番の困ったちゃんパターンなのですが・・・。
  若い杉本さんは演奏したたことがあるはずもなく、年長の管理人さんがさわりを弾いて
  お許しいただきます。そのあと杉本さんは曲名の語感で連想したのか、後者の曲を弾き
  始めますがO宅さんの反応にぶく、残念ながら却下となります。
6. Girl From Ipanema
  O宅さん達がかわりにリクエストした曲。なんとO宅さんとお連れの熟女のお二人が
  この曲で、ステージ下のフロアでカントリーダンスのステップを踏み始める!
7. Moritat
  これは私がリクエストさせてもらっていた曲。管理人さんが土浦のトリオで演奏されたことを
  聞いていて、すかさずお願いしました。 この曲でもO宅さん達、カントリーダンスを
  踊っている。ダンスにはちょっとお洒落すぎる演奏ですよ!
8. The Christmas Song
  YTYという会場は、ちょっとライブというか、音がやや、ぼわ〜っとまわってしまって、
  けしてクリアではない音響特性なのですが、この曲のようなロマンチックな曲調には
  なかなか雰囲気が合います。音がソフトに馴染んで夢の中で聴いてる感じ。
■第2セット
1. Softly As In A Morning Sunrise
  この曲も私のリクエスト。前回のデュオのとき遅刻して、お二人のバージョンのこの曲を
  聴き逃していたんです。
2. Oleo
  ソニー・ロリンズの急速調の難曲です。これは管理人さんのトリオ演奏のときの得意ナンバー。
  通常はテーマ部分はギターとベースがユニゾンで走り、その合間を縫ってドラムが駆けめぐる
  という展開になりますが、ギター・デュオではテーマ部分で杉本さんがコード弾き、
  アドリブ部分で急速4ビートベースランに切り替えます。
  しかしどうも感じが出ず、違う曲のように聴こえてきます。 かといってギター2本で
  ユニゾンするわけにもいかないのでしょう。アレンジを一考しないとこのユニットでは
  難しいのかもしれませんね。 辛口コメント、失礼しました!
3. White Christmas
  おっ、この日2曲目のクリスマスソング。ハーモニクス*で弾く「きよしこの夜」を
  イントロに、夢見るような本編に入り、エンディングではお定まりの「ジングルベー
  ジングルベー」を絡ませて終わります。
  「ジングルベー」と弾いてから、えへへと悪戯っ子のように照れる管理人さんが可愛い。
  (*ハーモニクス:弦を左指で押さえきらずに、右手で弾いた瞬間に左指を弦から離し、
   ポーンとハープのようにも、チャイムの音のようにも聴こえる奏法)
4. Full House
  ウェス・モンゴメリーの名曲です。私事ですが、学生時代に組んでいたバンドの名前が
  この「フルハウス」でした。いや、ぜんぜんジャズなんかできないロックバンドだったん
  ですが、この曲は当時から大好きだったので・・・。
  このあいだから、杉本さんの楽譜ノートにあったのを発見してリクエストのチャンスを
  狙っていたんですが、「ドラムがいないとこの曲は・・・」と管理人さんが渋っていたんです。
  この曲も萩谷トリオでとてもよかったので、どうして嫌がるのか不思議だったんですが、
  なるほど、ギターがコードでリズムを刻むとあの感じになりません。
  瞬間、「テイク・ファイブ」が始まったかと思いました。
5. Here There And Everywhere
  この曲は9月頃にリクエストして以来、定番化してもらいつつあるナンバーです。
  ギター2本というフォームによくあっている曲で、お二人とも気に入ってるみたいですね。
6. When A Man Loves A Woman
  前曲の演奏を聴いて嬉しくなったお客から、「この線でもう一曲!」と声がかかります。
  「また、ビートルズを?」という管理人さんに、お客が「うーん、お任せします!」と返し、
  この「男が女を愛するとき」の演奏になります。
  この曲も会場の音響特性にぴったり合い、本当にいいムード。
7. Feel Like Makin' Love
  ラストナンバーはこれまた二人の定番。この日のハイライトとなる、素晴らしい演奏でした。
  二本のギターは時にぴったりと寄り添い、時にはじけるように響きあい、絶妙なコントラスト
  を見せます。