Mr,エンペラのライヴレポート

JAZZ in つちうら
土浦駅西口 ウララ広場 2003年5月24日(土) 
Gt.萩谷 清 Bass:鳥越 啓介 Drs:宇山 光隆


Trio de H・U・T(と何気なく書いていますが、これ正式名?)が、
つくば・土浦・水戸の3都市で3日間連続ライブを敢行!と聞いたとき、
「今度ばかりは無理だ、遠くてとても聴きに行けないな・・・」と一度は諦めかけていました。
「悔しいな。だけど、H・U・Tだったら3月に横浜で聴いたからいいもんね!」と自分に言い聞かせ・・・。

しかし、つくばと水戸は無理にしても、土浦はすぐ駅前だという。しかも土曜の夕方なので、
いくらなんでも帰りの電車はあるんじゃないの?
ということで、愛用のサイト「乗り換え案内」で検索してみると、東京-->土浦は鈍行でも1時間20分。
15:40に東京を出発して、土浦には17:02着というのがありました。
帰りの辻堂までだって、2時間半はかからないから10時過ぎまでだっていられるではないの。
な〜んだこれなら楽勝、ということで土浦日帰りツアーが無事決定したのでした。

当日予定通り、土浦に午後5時2分に到着して西口へ向かうと駅前は立体ロータリー。
正面にはイトーヨーカドーが見えました。
耳をすますとヨーカドーの右側面あたりから、何やら音楽が聴こえてきた。
もう始まっちゃってる?と思い行ってみると、女の子たちばかりのダンシングチームが
パフォーマンス中でした。昔の安室奈美恵がいたころのスーパーモンキーズ風(沖縄ミューシック
スクール風)、などといったら本人達から怒られるかしら・・。
けっこうカッコいいんだけど、PA装置が非力なのか、音が歪みっぽくてちょっと残念。
H・U・Tのときは大丈夫かしら? だいいちここがウララ広場で間違いないのかな?
(あとで、ちょっと上を見たら「JAZZ in つちうら Kiyoshi Hagiya Trio」
  という大きなサインボードがちゃんとかかっていました)

そうこうしているうちに、先に来ていたKAZさんを無事に見つけ(私が見つけられた?)、
ひと安心して5時半からの本番を待ちます。
広場とはいっても、ヨーカドーの脇にある小さな庭といった感じのスペースなんですが、
そこにすでに200人は超えるだろうと思われる観客が集まっている!

1. キャラバン
  地元ケーブルTV局の女性アナウンサー(ですよね?)のMCで3人が呼び出され、紹介を
  うけるやいなや、宇山さんのすこぶるつきのかっこいいドラムが耳に飛び込んできました。
  横浜の時と同じように、ドラムやウッドベース、ギターアンプにもマイクが立てられ、
  PAで増幅しているんですが、音量が桁違いに大きく、まるでロックコンサートのようです。
  前にも感じたけど、宇山さんのドラムはまるでCTIコンサートのビリー・コブハムのよう!
  小部屋だった横浜の時とくらべると、俄然活き活きとしています。
  長めのドラムソロのあと、これまたCTI時代のロン・カーターのような鳥越さんのベースが
  うなり、管理人さんのベンソンのような(しつこいですか?)ギターカッティングを聴いて
  初めて曲が「CARAVAN」だったということが判ります。
  ギターがいつの間にかアドリブラインを弾き始め、それがシャープなテーマ弾きに変わり、
  再びロングソロに入る頃、「本当に来てよかった!」と思いました!
  「もし、来れていなかったら・・」そう考えると恐くなるような、これ一曲聴ければもとは、
  とれたぞ、と思えるようなめちゃくちゃかっこいいギター!
  ローランドJC(アンプ「ジャズ・コーラス」)の軽くかかったコーラスのせいもあってか、
  スケールアウト気味に繰り広げられるアドリブは瞬間、ジョン・スコフィールドを思い起こ
  すくらいの奔放さです。でも、どんどんたたみかけ、リズムをプッシュするこのギターは
  よりベンソン寄り、いや萩谷清そのもののギターです!
  煽られてか、鳥越さんのベースもがんがんノリが凄くなってきた。管理人さんのソロが
  終わると会場から思わず大きな拍手。ついで鳥越さんのベースソロとなり、テーマ、
  アドリブとこれまた凄いソロ!
  「この子は確かまだ28歳・・。おれなんかまだ彼が生まれる前からギター始めてるのになぁ」
  などとしょうもないことを考えて、悲しくなってくるような素晴らしいテクニックです。
  しっかし、この日来られなかった皆さん、惜しいことしましたぜ。

2. うらら
  「この日にちなんで新曲を・・」という管理人さんのMCが入り、なんとあのM4が・・。
  よかったね、ちゃんと曲名がついたんだ。センシティブなこの曲もギターのボリュームが
  上がっているためか、より情熱的に響きます。JCのような音の細いアンプでも、L5の
  鳴り、管理人さんのテクでかなり図太くファットになるもんです。

3. サマータイム
  この日はすごく風が強い日で、管理人さんの楽譜が飛ばされてきました。
  ボーヤ魂がうずいた私は一生懸命拾いに走ったのですが、そのとき掴んだ譜面がこの曲。
  でも管理人さん、楽譜なんかぜんぜん見てなかったけどね・・。
  途中、泣きたくなるような美しいビブラートが聴けます。

4. オーバー・ザ・レインボウ
  この曲はソロ・ギターで。

5. いつか王子様が
  管理人さんのお得意のナンバー。途中の鳥越さんのソロももちろん素晴らしいの一言ですが、
  このH・U・Tってユニットはけして H・I・K(Gt:萩谷 清 Bass:加瀬 達 Drs:市原 康)
  にも負けてないぞ。

6. モリタート
  この曲のトリオ版をやっと聴くことができました。会場みんなで手拍子してましたね。

7. SO NATURAL
8. MOMO'S BLUES
  風はますます強くなり、かなり寒い日だったんですが、この演奏は熱かったな!
  「キャラバン」「サマータイム」そしてこの最後の2曲が私にとってハイライトでした。
  たしかに時間は1時間とやや短めだったんですが、満足度は3、4倍はありました。
  いつものトリオでの端正さのなかでは得られにくい、SPBなみの熱さを感じることが
  できたライブだったように思えるのです。