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というわけで、「萩谷清がほんとにラテンづくしをやるの?」「それともバンド 名はやっぱりシャレ?」などと憶測は飛び交うのですが、論より実地見聞。 聴きに行くのがいちばんだということでさっそく行ってきました。 『新橋サムデイ』は前回
SPBのとき聴き逃したため、私には初めてのお店。 広さは銀座スウィングをやや小さくして、インテリアもぐっとフレンドリーにし た感じです。今夜のテーマとお店の雰囲気に合わせ、私は迷わずテキーラをオー ダーしました。肴には激辛チョリソー入りピラフで、これもなかなかの美味。 などといっているうちに第1ステージの始まりです。
第1セット 1.
マリア・セルヴァンテス(Maria
Cervantes) そうか、最近の師匠の定番のこの曲はまぎれもないラテン。物憂げなソロ ギターのイントロにつづき、パーカッション、ピアノとリズム隊が加わる とまさにラテンバンド。ピアノの平田さんはラテンジャズ界では超有名人 とのことでカラフルで華麗なバッキングでサポートしてきます。が、初共 演ということもあってか、やや師匠のギターと音がカブリ気味なのが残念。 テーマの時はもう少し音を控えて欲しい感じですね。しかし、アドリブに 入るとさすがのテクニックで、これぞラテン・フィーリングといった熱い ピアノに圧倒されます。パーカッションのキムチさんもこの構成では水を 得た魚状態でティンバルに合いの手の歌にと大活躍。そして名人市原さん のドラムも相変わらずの「ひと叩きであっという間の感動空間」なのでし た。
2.
モンゴメリー・ランド(Montgomery
Land) 小泉さんのベースソロから始まったときは何の曲だろうと思っていたら、 なんと「モンゴメリー・ランド」! 意外に思えたこの選曲も平田さんの ピアノが鳴るとなるほどラテンタッチ。気のせいかキムチさんもSPBの時 よりややラテン? それともいつもと同じ? ううむバンド編成って、曲 のジャンル分けって・・・? 勉強になるなあ。 なるほど、このメンバーで演奏したらどんな曲でもラテンになるという理 解でいいんですね?
3.
ルナ・デ・アモール(Luna De
Amor) 平田さんのオリジナル。ぐっとクールな曲調で、ボサ・ノヴァのリズムに もはまりそうなリリカルなナンバーですが、スロー・ラテンで。 (書いていて何のことか自分でもわかっていない。 そもそも、ラテンというリズム・パターンはあるの?)
4.
ウォーターメロン・マン(Watermelon
Man) なるほど、この曲も紛れもなくラテンでした。しかし師匠のラテン・ギター (?)は面白い。ラテンのソロって8小節、10小節と同じフレーズを繰り返し てだんだんと熱く興奮させていくというような手法があると思うのですが、 ややもすると聴いていて飽きてくることがあります。(そうさせないため のリズムのしかけや、グルーブの出し方がキモなのでしょうが・・・) 師匠のギターはスケールづかい、フレーズ、リズム型、どれをとっても変 化に富んだもので、けして単調に流れることがない。 単調なソロでも、熱い呪術的な興奮へと掬っていくラテンと、複雑で繊細 なジャズギターがうまくからめば、かなりすごい事になりそうな気がする のですが。
5.
バック・トゥ・ザ・プレース・アイ・ラブ(Back to The Place I
Love) この曲もSPBの定番。「ラウンド・ミッドナイト」風のクールな前半から 後半一転して熱いラテン調に展開するナンバーで、スーパー・ラテン・ブ ラザースにはぴったりのナンバーですね。 SPBでいつも一緒のキムチさんにはお馴染みの曲ですが、市原さんには初 めてかもしれませんね? 萩谷師匠、キムチさん、市原さん。SPBと宮川組(いまはBSポプコレ組?) というグループをブリッジした3人の友情、音楽の絆などに思いを馳せて しまいました。
第2セット
1. ブラジリアン・ストンプ(Brazilian
Stomp)
あやー、ほんとにSPBの定番も定番、「ブラジリアン・ストンプ」が他の
ユニットで演奏されるとは!(京都のういさんバンドは別にして・・)
SPBとSLBの、PとLの違いとはと考えさせられる選曲ですね?
しかし、この曲を聴くのは私はたっぷり一年半ぶり。うれしいなー!
(昨年のSTBではやらなかったし、前回のサムデイには来られなかったから)
市原さんにとっては多分初めての曲になるんじゃないでしょうか?
ピアノの平田さん、ベースの小泉さんにも初めての曲だったようで、SPB
バージョンがしみこんだ耳には、ちょっとアレレなイントロで始まり、
「いかん、京都のういさんを呼んで来なければ!」と思ったのですが、
さすがプロミュージシャン、ドラム&パーカッション・ソロの間に管理人
さんがちょこっと耳打ちをしたら見事演奏が修復されていました。
2.
うらら
これも久しぶり。ややしんしんと冷え込んだ(暖房のききが弱かった)
サムデイの店内にも春の暖かさが漂ってくるようないい曲ですね。
ピアノの平田さんもラテン一辺倒ではないリリカルな一面を発揮し健闘
します。
3.
メモリーズ(Memories)
おなじみキムチさんのオリジナルボーカル曲。
ソロは前曲にひきつづき平田さんのジャジーなピアノで。
4.
クレセント(Crescent)
平田さんオリジナルでラテンの王道タッチのナンバー。哀愁をおびながら
もキャッチーなメロディをもついい曲です。シンコペーションを多用して
変化にとんだ曲でもあり、テーマを平田さんとユニゾンで弾く師匠の読譜
力にも驚かされます。
バンドとしてのS.L.B(スーパーラテンブラザース)のまとまりはこの
曲がいちばんあったように思われます。平田さん、小泉さんが慣れ親しん
でいる曲だということと、萩谷・木村・市原トリオの即応力の結果という
ことでしょうか? 出るところ引くところがバッチリきまっていました。
5.
ラ・バンバ(La
Bamba)
ラストはキムチさんと小泉さんの息の合ったハモリをフィーチュアした
おなじみのナンバー。師匠のトロピカルギターも最高です。
「みんなで一緒に、楽しく歌って」と日本語の歌詞をつけてキムチさんが
客席を煽ります。見ると師匠も一緒になって歌っていました。もしかして
この曲を歌うのはGS時代以来じゃないですか?
6.
ヒア・ゼア・アンド・エブリウェア(Hera There and
Everywhere)
アンコールに応えて管理人さんがソロギターで。
ちょっとラテンがお腹いっぱいになっていたところに素晴らしいデザート
をいただいた気分。
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