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第1セット 1. ステラ・バイ・スターライト 2. ジョイ・スプリング 3. マイ・ファニー・バレンタイン 4. オン・グリーン・ドルフィン・ストリート 5. Momo's
Blues 6. (イパネマの娘にしないで、コルコヴァドも却下で・・・) ハウ・インセンシティブ
第2セット 1. ビューティフル・ラブ 2. マイ・ラテン・ブラザー 3. ゼア・ウィル・ネバー・ビー・アナザー・ユー 4. オール・ブルース 5. イン・ア・センチメンタル・ムード 6. イスファハン 7. リカード・ボサ・ノヴァ 8. オーバー・ザ・レインボウ(ソロ・ギター)
という曲が演奏されたのですが、この日ライブが始まる前、LAZY
BONESの 店内ではマイルス・デヴィスのLP『My Funny
Valentine』のB面が流れて いました。(もちろんアナログレコードです。針とびまでしていました)
と、なんとライブの一曲目はさっきレコードで聴いたばかりの、「ステラ」! 師匠はマイルスのライブ盤に刺激されちゃったかな? おまけに第1セットの3、第2セットの4と、LP『My
Funny
Valentine』の 5曲中3曲が演奏されたのです!
まさか、この日の曲はすべて即興で決めたのでは!? 確かにこのトリオ形態は、SPBやSLBのようにアンサンブルアレンジが必要 なユニットよりも、またコードのぶつかりやバランスに気を使わなくてはい けないであろうギターデュオよりも、好きな曲を好きなように、思いついた まま演奏できるのびのびとした感じが伝わり、聴いているこちらまで嬉しく なってきます。 まぁ、気楽に「好きなように演奏」などと言ってしまいましたが、その内容 は凄い!のひとことにつきるのですが。 たとえば、第1セットの4曲目の「グリーン・ドルフィン・ストリート」。 この曲はふつう、のっけからDb(この日のキー)をペダルにしてぐいぐいと シーケンシャルに盛り上げ、きらきらと疾走させるのがつねだと思うのです が、萩谷師匠は何を思ったか、イントロのコードカッティングで5拍ともと れるようなフェイントをかけ、ほかの二人が安易に参加してくるのをいった ん止めてしまいます。 「あれれ、何? 5つ?」と市原さんと顔を見合わせ、右手でカウントをと り待機する斉藤さん。しかしテーマのメロディ弾きに入った師匠の音に注意 深く絡んでいくうち、どんなサインがあったのかBメロに入ったとたん一糸 乱れぬフォービートのトリオアンサンブルが始まった! そしてこれまたどういう打ち合わせからか、次のコーラスではチャチャチャ のようなリズムパターンとなり(おそらくテンポからくる必然性?)、それ までしゃなりしゃなりとおすまししていたようなギターが、軽やかにくるく ると、まるで迷路を疾走するコマネズミのように駆けめぐります。 とまあ、話が長くなりがちなのですが、すべての演奏曲で、「今日はこんな ふうにやってみようかな?」というスポンティニアスなひねりが加えられて いて聴き応え充分だったのです
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