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ギタリスト萩谷清メールマガジン
2004年8月15日号
(No.25)
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目次/CONTENT……………………………………………………………………
◆[01]◆【ギター亀仙人:いかがなものか?】萩谷清よりのメッセージ
◆[02]◆【萩谷清特別寄稿『音霊私観』】
◆[03]◆【RYO&NANAの『お仕置きはやめてっ!』】
◆[04]◆【エンペラのライヴレポート】
◆[05]◆LIVE INFORMATION!
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【ギター亀仙人:いかがなものか?】萩谷清よりのメッセージ
-祇園祭り編-
■祇園とは八坂神社のことなのだね。だから八坂神社に山車を格納しておるのかな。
ところで山車の前に立ち、ひもをひっぱている二人は何をしているの?
『月の法善寺横町』の歌詞のことだが
♪庖丁一本 晒にまいて 旅へでるのも 板場の修業 待ってて こいさん
♪哀しいだろが ああ 若い二人の 想い出にじむ法善寺 月も未練な十三夜
とあるがいくら板前でも昨今の空港では絶対に搭乗させてはもらえむだらう。
時代背景は明治から大正か。
だが出刃包丁を晒しに巻いて歩いているのは危険分子と思われるだらう。
♪まあてて こいさん♪の後にくる『チン』といふオブリガドにしびれたものである。
『チン ぽこ』とは続かないのだ。
-愕然編-
■関係ない話で恐縮至極だが、先日愚息とやりあった。
現在愚息は剣道部に所属しておりこの夏、合宿で新潟県の魚沼というところに行く
事になった。
愚息が愚妻にたいし愚痴をこぼしまくる。どうも行きたくないと云っておるようだ。
私は、テレビを見ていたのだが、愚息の「ブツブツブツ」と小言が私の耳に入る。
とうとう、私は愚息に云った。
『馬鹿者、男がやると云った事は、黙ってやるのが男だ。それでもお前は男か!
馬鹿者めが」
すると愚息は今まで見たこともない顔つきで私の前に立ち、云った。
「おれはなあオカマじゃあ。ねえよ」
私はカーっとなった。
「なにおー、馬鹿者めが」
愚息の胸倉を掴みパンチを入れて組み臥した。
だが、私は愚息を組臥したとおもったのだが、組臥されたのは私だった。
私は愚息に腕を固められそのまま動くことも出来んなかった。
とうとう力では愚息には叶わぬようになってしまった。
哀しいような、うれしいような。(複雑なのだ。)
(▲よくわかります。)
-にぎりは二個編-
■今日は愚息の16回目の誕生日であった。
リクエストにより築地の寿司屋に出かけた。車なので酒は飲めない。(乾杯用の
ビールを少々)久しぶりに鬼のやうに沢山食べた。(中トロが大好きである)
しかし愚妻の食べ方が気に入らん。
寿司のにぎりは二つずつ(二かん?)出るのだが、愚妻は「もう、お腹いっぱい、
もう食べられません」などと云いながら、必ず私が頼んだにぎりの片方を「ちょ
っと、お味見させて」
そのうち娘や愚息が頼んだのも「ちょっと、お味見させて」などとやる。
こういった食べ方は気に入らん。卑怯である。(二かんきても一かんしか食べれ
へんがな)
愚妻はいつもこうなのである。もっと主体性をもって注文をして欲しいものだ。
『にぎりのわたし』って『やぎりのわたし』に似ておる。
-暑いのだ。編-
■暑ひ日が続ひてをるが皆はいかがお過ごしかな。
こふ暑ひと、やはり海にでも繰り出し、ビールでも飲みながら砂浜で横になり
たひのだ。
諸君、やはり湘南海岸はよひではないか。
なぜならば、●バ●クの水着など茨城や千葉の海岸では、をそらく見ることは出来ぬ。
それも只で、時間無制限で見放題である。これは行かないという理由はなにもなひ。
・・・息子に湘南に行こうと、明日話あをふ・・・。
(▲亀仙人健在なり!。)
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【萩谷清特別寄稿『音霊私観』】
即興演奏(アドリブ)においての主観性と客観性
プロ野球の選手は、ホームランを打った後のインタビューのなかで『身体が自然に
動いた』という言葉をよく使う。
『身体が自然に動いた』というのは、無心にバットを振ったら、最高の結果を出せる
ことの表れだろう。
打者はバッターボックスに起ちバットを構える。投手が投げる。打者の目は投げられ
たボールを見て一瞬のうちにそれを据える。足が動き、腰が動き、腕が動き、そして
バットは正確にボールをヒットする。こういったとても複雑ですばやい動きを『自然
に動いた』などと簡単に言うのだ。凄いものだ。
しかしこのような事は偶然ではあるまい。表向きには『身体が自然に動いた』かもし
れないが、この裏には『身体を自然に動かす』ための並々ならぬ努力があるのだろう。
無心の中でも冷静にボールを捉える目が養われているからこそ出来る業といえよう。
さて、ジャズにおける即興演奏にもそれに似たような場合がある。
『指が自然に動く』ということがある。
多くのフレーズを頭の中に叩き込み、演奏の中で瞬時にそれを奏でられるようになる
ことが即興演奏には必要である。
私の場合、それは長年の勉強や練習などにより『自然に指が動く』。
だが厳密には『指が自然に動く』などということはない。やはり脳が指に『動き』を
命令し、それにしたがって指が『動く』のだ。
最初は、脳の命令に反応するまでの時間がかかるのだが、膨大な練習の積み重ねから、
やがて脳の命令に素早く反応できるようになり『不自然でぎごちない指の動き』が
『自然に動く』と感じるようになるのだ。
考えてみると、バッターボックスに起つバッターに似てはいないか?
ロボットごときにはまだまだ出来るまい。
即興演奏をしている時、無心な中に冷静さを持ち合わせるバッターのように、自分
を見つめるもう一人の冷静な自分がいるのが望ましい。未熟な私は即興演奏に夢中に
なり我を忘れている場合が多々ある。このような事態において客観的に、ああだこう
だとアドバイスを与えてくれるもう一人の自分が欲しい。
たとえ火の出るような即興演奏でも、火をつけたり消したりする余裕が演奏に色や艶
を与えてくれるのではなかろうか。
未熟さを自分で感じる事が成熟につながるのだろう。
だが成熟することだけが素晴らしいともいえない。
未熟さがあっても、そこに魂の入った演奏をするならば、聴く人は何かを感じ、心を
打たれるであろう。これを音霊というのだろうか?
また反対に、完璧な演奏もそこに心がなければ感心はするが感動はしない。
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【RYO&NANAの『お仕置きはやめてっ!』】
N 「世の中夏休みの真っ最中ね、貴方の頭も夏休み?」
R 「ん、夏季親睦会も終わってちょっとホッとしてるとこ。
また次のイベントを考えにゃあね。」
N 「次のイベントっつたら、そらもうオリンピックでしょうがあ。
あ〜また眠れない夜が続くのね。『今夜も寝かさない』なんて、うふっ」
R 「そう、力と寝技!・・・・じゃなくて、清柳会的にさ。」
N 「いいんじゃない、次は四年後で?」
R 「あ、あのねー、それじゃみんな老けちゃうのっ!『ギター少年老い易く、
音鳴り難し』なんだからね!」
R 「そういえば、この間の自由が丘『マルディグラ』のライヴ、
すごい盛況だったよ。」
N 「らしいわね、演奏はどうだった?」
R 「うん、やっぱりあれだけ熱い雰囲気だとノリが違うやね、
ふと気がつくとお客がみんな目をウルウルさせてんのよ。」
N 「え?そんなに感動的だったの?!」
R 「いや、厨房からスパイシーな煙が流れて来てた・・・」
N 「・・・・いや、例えそうでも、実力と思わせるところが清さんのいいところ、
でしょでしょー?」
R 「だなだな〜、頑張れニッポン!!」
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【エンペラのライヴレポート】
Jazz Guitar Duo 大磯すとれんじふるうつ / 2004年7月24日(土)
Gt:直居 隆雄 Gt:萩谷 清
思いのほか早く実現してうれしいかぎりの二人の再ジョイント。
改めてギターデュオの楽しさ、そして直居隆雄、萩谷清のすばらしさ、
凄さを実感させられたライブでした。
■第1セット
1. オール・ザ・シングス・ユー・アー
「なにからやろうか?」「えーとねぇ・・」などと言って始まったわり
にはいきなり全開バリバリの選曲ですね。
萩谷さんがリード、直居さんがバッキングでスタート。 しかし、直居
さんのコードワーク、ベースランをまじえたバッキングのいきのよさは
ただごとではないですなー。さすがジャズ歴ウン十年のキャリア、オーソ
ドックスさをつきぬけた肉声の凄まじさがある。 かたや、これもまた
恐ろしいテクニックを駆使してとばす萩谷さん。アナーキーともいえる
フレーズづかいなのですが、とてもきちんと聴こえる。
やはりジャズ界の先輩直居さんの貫禄のがぶり寄りか・・って勝手に対決
させてどうする?
2. ワルツ・フォー・デビー
RYOさんの念願のリクエストが叶ったこの曲。直居さんが鎌倉ダフネでも
演奏していた得意曲です。当然テーマは直居さんから、と思いきや、この
曲も萩谷師匠のリードで。 なるほど、ここすとれんじふるうつは師匠の
ホームグラウンド。 あえて直居さんがサブにまわるというのは、こうい
った場合のゲストの作法というものなんでしょうか。
ビル・エバンス作になるリリカルなワルツ曲。直居さんは自身の演奏の時
よりやや暴れ気味なセッション曲に仕向けています。曲ファンのRYOさん
の好みに沿った演奏になっているか、やや心配ではありましたが私にはと
ても面白かった。
3. エスターテ
鎌倉ダフネ、そして前回の大磯にひきつづいて演奏された直居さんのフェ
バリット。
萩谷師匠のカデンツァから始まるのですが、ここで「冬のソナタ」のテーマ
をちょっと披露。 師匠がヨン様ファンとは知らなかった。
冬じゃなくてエスターテ(夏)ですってば・・・。
テーマに入ると、直居さんのエロチックともいえるメロ弾きで魅了させら
れます。定評ある師匠のボサノババッキングとあいまってのベストパフォー
マンスでした。
あっ、ちなみに師匠の髪はボサノバではありませんでした。
(すみませんこのダジャレ、はまってしまったんですよ)
4. アイ・クッド・ライト・ア・ブック
ハート&ロジャースのペンになるミュージカルタッチの楽しい曲。
(ま、本当にミュージカルの曲なんでしょうけどね・・)
ジョージ・ベンソンもアルバム『Tenderly』でやっていましたね。
■第2セット
1. ボディ・アンド・ソウル
セカンド・セットのスタートは二人のソロ・ギター・コーナーから。
先行は萩谷師匠から。「これやって、いい?」と直居さんから了解をとって
いましたが、ギタリストが取り合いをする人気曲なのか? えらく難しい
ナンバーなのに。 この曲は中牟礼さんとの銀座BRBでも演奏された曲。
師匠、新定番ですね?
演奏が終わって、直居さんが「いやー、改めてソロ・ギターってエロっぽく
ていいもんだね。また、萩谷のギターがエッチでいい」と誉めると、
師匠は何を勘違いしてか、「そうですよ、オレはエッチですよ!」と
開き直っていた。 そうとうエッチには自信があるようだ・・・。
◆これまでのレポートは萩谷清ホームページ「Mr. エンペラのライヴレポート」
http://www.kiyoshihagiya.com/live_report_index.htm
◆萩谷清のギターは
http://www.kiyoshihagiya.com/guitarpage01.html
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◆LIVE INFORMATION!
●平成16年9月3日(金) 市川秀男Trio
Pf:市川 秀男 Bass:加藤 真一
Gt:萩谷 清
上野 JAZZ GH9
東京都台東区上野4-4-6 第一ビル9F
03-3837-2525
Open 19:00
1st 20:00〜 2nd 22:00〜
Music Charge 3000円
●平成16年10月26日(火) 直居隆雄Group
Gt 直居隆雄 Gt 萩谷清
Drums:未定 Bass:未定
鎌倉 ダフネ
鎌倉市小町 2-10-10 榎本ビル3F
0467-24-5169
Open 19:00
Start 19:30
●平成16年10月28日(木) S・P・B
Gt:萩谷 清 Pf: 倉田 信雄 Bass: 岡沢 章
Drs:渡嘉敷 裕一 Perc: 木村 誠
Sax:Bob Zung
新橋 サムデイ
港区西新橋1-20-9 第5須賀ビルB1
03-3506-1777
Open 18:45
1st 19:45〜9:00
2nd 21:30〜22:45
◆詳しくは萩谷清ホームページ「ライブ 情報」
http://www.kiyoshihagiya.com/liveinfo.html
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【編集後記】
暑い日々が続いております。
アテネオリンピックも開幕し、眠れぬ日々を送られている方も多いのではないで
しょうか?
金メダルも谷亮子さんを皮切りに、量産の気配さえありますね。
スタジオミュージシャン日本代表といってもよい、SPBの半年振りのライヴは
新橋「サムデイ」にて行われることになりました。
このサムデイですが、マスターがかなりのコダワリ派で、PAもマスター手作り
と聴いています。
また、このライヴハウス、ビッグバンドも結構やってしまうというのも有名です。
銀座スウィングともstbとも違うサムデイでのSPBも今から楽しみです。
◆SPBのホームページは
http://www.live-spb.com
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